こんにちは、重症心身障がい児ママのふくたろうです
車椅子で遠方へ移動するって、なかなか大変ですよね
『旅行に行きたい!帰省がしたい!!』という場合は、飛行機を利用する機会もあるかと思います
とお思いのあなた、大丈夫です
日本の航空会社であれば、事前に連絡をしておけば飛行機に車椅子で乗る事が可能です
うちの次男も今回、子供用車椅子で飛行機を利用させてもらいましたが、とても親切に対応していただきましたよ
この記事では車椅子ユーザーが飛行機を利用する場合の
- 予約方法
- 当日の流れ
を細かくご紹介します
この記事を最後までお読みいただき、飛行機の旅を車いすで楽しみましょう
では、まず飛行機の予約方法からご紹介します
目次
飛行機に車椅子で乗る場合の予約方法
飛行機に車椅子で乗る場合は、通常の予約方法と異なります
こちらでは予約する際のポイントをお伝えします
予約方法
車椅子で飛行機を利用する予約方法は、大きくわけて3つあります
航空会社のWEB予約 | ネットで予約したあと、電話で車椅子情報を伝える |
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航空会社に電話予約 | 電話で予約し、そのまま車椅子情報を伝える |
旅行会社経由で予約 | 旅行会社の人が航空会社とやりとりする |
飛行機によっては【車椅子は1台のみ】という場合もあるので予約は早めにしましょう
また、座席の指定はトイレの近くや入口の近くなど、利用しやすい場所をお願いしましょう
事前申告
予約をするうえで注意したいのは、車椅子を利用するという申告を事前にしておくこと
会社はそれぞれ、車椅子ユーザーが安全に飛行機を利用できるよう、さまざまな配慮をしています
これはどこの航空会社でも変わりありません
安全に飛行機を利用するために必要なことなので必ず申告しましょう
ANA |
おからだの不自由な方の相談デスク |
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JAL | 車椅子情報を相談窓口に事前に申告
スマイルサポートデスク 携帯からの場合
|
- 障害の状況
- 車椅子の種類
- 介助者の有無
- 座席の希望
などを質問されます
身の回りのことが一人では難しい場合は、必ず付き添いの方と同一クラスでの搭乗が必要です
障害者割引の利用
障害者手帳をお持ちの方は、各航空会社の障害者割引適用運賃を利用できます
航空会社 | 利用条件 |
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JAL・ANA |
※本人=障害者手帳を持っている人
|
車椅子で飛行機に乗る場合、特に追加料金などはありません
事前申告は当日の流れをスムーズに行うためにも必要です。必ず行いましょう
続いて当日の流れです
当日のチェックイン方法
次は飛行機に乗る当日の流れをご紹介します
到着時間
航空会社にもよりますが、ほとんどの場合通常より早めに空港に到着することを求められます
これは車椅子を預けたり手続きに時間を要するのに加え、車椅子の場合は通常より早めに搭乗するためです
チェックイン
通常でしたら、空港に着いたら手荷物お預けの列に並ぶかと思いますが、車椅子の場合はまず各航空会社のサポートデスクに向かいましょう
荷物の預かりもここでしてもらえる場合が多いです
可能であれば、こちらで空港の車椅子に乗り替え、自分の車椅子は手荷物預かりに
電動車椅子の場合は、バッテリーを外して折りたたみます
特殊な構造がある場合は、空港スタッフに説明しましょう
車椅子ユーザーは、搭乗案内が一番早い優先搭乗となります
搭乗口へ行く時間を指定されるので必ず守りましょう
保安検査
搭乗口に入る際にボディーチェックがあります
当たり前ですが、車椅子は金属なのでチェックにひっかかります
必ずボディーチェックを受けますので、その点は理解しておきましょう
一連の手続きが済んだら、次はいよいよ飛行機に搭乗です
飛行機に車椅子で搭乗しよう
指定された時間が来たら、搭乗口に向かいまいましょう
と、その前に、トイレは空港で済ませておきましょう
中型機以上の機内には車いすでご利用いただけるトイレもありますが、狭くて使いにくい場合が多いです
空港には障害者用トイレもありますので、こちらを利用する方がベターです
トレイの中までは手伝ってもらえないので、不安な方は紙おむつなどの対策をとりましょう
搭乗
搭乗口で優先搭乗が呼ばれるのを待ちましょう
車椅子ユーザーは搭乗に時間がかかるので、車椅子利用者と、介助者1名が機内に案内されます
ここで機内用車椅子へ乗り換えます
機内用車椅子は幅が小さく全体的にコンパクトです
機内では後輪を取り外し、肘掛けも収納して幅を縮め、通路をそのまま進み、座席に移動します
機内用車椅子はコンパクトなので体幹が弱い方が『こわい…』という声も
機内では何かあれば、ボタンを押してキャビンアテンドさんにサポートをお願いしましょう
到着時
着陸後、車椅子ユーザーは最後に案内されます
他の乗客が降りた後なので、ゆっくり移動できますよ
空港車椅子を利用する場合は、座席まで持ってきてもらいましょう
預けていた車椅子は以下の場所で受け取りましょう
- 搭乗口付近で預かり⇒航空機出入り口付近にて返却
- サポートデスクor手荷物預かりで預かり⇒到着ロビー手荷物引取所
以上が車椅子で飛行機に乗る場合の流れです
次に座位保持が出来ない車椅子ユーザー向けのサービスをご案内します
座位保持出来ない場合の搭乗方法
座位が出来ない場合には、上体固定用補助具としてアシストシートやサポートベルトや枕、毛布を無料で貸し出してもらえます
利用には条件がありますので各航空会社のHPをチェックしてみて下さい
自分のカーシートや補助具を機内で使用することも可能です
サイズの問題などがあるので、各航空会社に事前に相談しておきましょう
実際に車椅子で飛行機を利用した方の感想
車椅子で飛行機を利用された方の感想をまとめてみました
母を連れての沖縄旅行。空港内が広いので今回は母に車椅子を借りました。
一番に飛行機に案内してもらえた上、機内のCAさんが「どうぞ私の背中に乗ってください」と母をおんぶしようとしてくれて感動しました。— わかやん (@hz683ad) August 26, 2019
先日車椅子ユーザーになって初めて飛行機に乗ったんですよ!
てゆうか飛行機ってマジ便利!速い!すぐ着く!笑
障害者割引もあるし、なんで今まで使わなかったんだろうか,,,車椅子ユーザーになって初めて飛行機に乗ったらめっちゃ簡単だった(国内線) https://t.co/UuOgCKQ8yP
— ユウシン@車いすライフ (@ouchiyushin) May 14, 2018
おはよう😃福岡の朝土曜日⛄️✨
今朝も無事目覚められた事に感謝🙏✨知って欲しい
車椅子でも飛行機に乗れる事
電車に乗れる事
世界を旅する事が出来る事
写真は母、車椅子、後期高齢者
それでも、どこでも行ける
多くの人の手をお借りして
感謝します🙏今日も素敵な日になるっ✌️#車椅子#旅 pic.twitter.com/c8Cjx82GHu
— 文月はるき (@HaruruAC) January 25, 2019
昨日のこと。飛行機が羽田に到着しターミナルまで車椅子リフト付バス(PBL)で移動。案内する航空会社職員は小柄な女性。バス走行中 女性のパワー不足で車椅子が動き怖かった。何故 航空会社は力のない女性にアテンダントさせるの?海外では屈強な男性がやる仕事なのに。オリパラが心配です。
— やすキチ(車椅子乗ってます) (@wheelchair_yasu) August 28, 2019
飛行機も電車も、車椅子の人は優遇されてるように見えるけど、一般のひとよりずっと早く到着して手続きしてスタンバイしなければいけない。階段やエスカレーターは使えないし、遠回りしてエレベーター探して、先に人が乗ってれば何回でも見送って。時間も体力も神経も使う、何より折れない心が必要。
— maki🌈Tokyo (@maki_cfs) July 25, 2017
特に問題なくフライトを楽しめた方もいれば、手間を感じた方をいるようです
飛行機に乗る場合、お土産が多いと移動が大変!という場合は事前に購入して配達してもらいましょう
\私のおすすめはこちらです/
都道府県別に検索可能なのはポイント
最後にこの記事のまとめです
飛行機に車椅子で乗る場合のポイントまとめ
この記事でご紹介した、車椅子で飛行機に乗る場合のポイントをまとめました
予約 |
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チェックイン |
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保安検査 | ボディチェックは必須です |
搭乗 |
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着陸後 |
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みなさんの旅が、楽しいものとなりますように!
お読みいただき、ありがとうございました
参考になれば嬉しいです
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